H26.7.16.17.18 決算審査のポイントを学びました。
議員研修「自治体決算の基本と実践」研修報告
報告者 笠井 浩
講師 稲沢克祐 経済学博士
研修内容
第1部 自治体決算の基礎について
第2部 公会計制度改革について
第3部 行政評価について
2日目からは6人ずつ、10組に分かれてある街の1事業の決算報告からその事業の評価を実際に行った。
はじめに
・財政民主主義では、市民が誰でも決算の審査に参加できる。
・税額や、借金などは、国民に直接関係するものなので、公表し、市民の了解を得なければならない。
・議員は、国民の代表なので、毎年の決算をしっかりと審査し、翌年度の予算編成に反映させなければならない。
第1部の基礎データ
・日本の人口 2050年までに1億人を割る。
・66%の自治体は人口が半減する。
・生産人口(15歳~65歳)が60% 老齢人口が40%となる。
・公設の建築物やインフラの新設にかける予算が減少し続け、2040年前後には、全て更新費(建て替えにかかる費用)に費やされる状態になる。
・扶助費(福祉など、どうしても必要な予算)が増大し、建物などにかける予算が無くなる。
こうした時代を目前に控え、毎年の決算の中から、必要なものと不必要なものを選り分け、統合すべきは統合し、廃止すべきを廃止、必要なものには、金をかけて長寿命化を図っていくというサイクルを確立しなければならない。
今後は、もっともっと決算審査を重視し、各自治体が、将来に向けて道を誤らないようにしなければならない。
できれば、9月議会で審査、提言し、、11月議会で提言が反映されているか確認し、2月の予算議会で再確認するくらいの気構えがほしい。
自治体が赤字になる場合、数年前から財政調整基金を取り崩しているはずなので、もっと早く気付くべき。
など、法廷4書類の読み方など、具体的な指導をいただいた。
2日目の様子