今年の2月議会



 2月議会は来年度の予算を決める大切な議会です。
 特に今年は、私たち議員が提案したユニバーサル就労推進条例案を可決する議会でもありました。
 議員の役割の大きな一つに、条例制定があります。国会議員が法律を作るように市会議員は富士市に必要な条例を作るという大切な役目です。
 今までは議員個人が提案して行政が条例を作るというのが一般的でしたが、平成22年12月に富士市議会基本条例を制定し、今回が2回目の条例制定でした。
 ユニバーサル就労という言葉は千葉県の「生活クラブ風の村」が提唱している就労のあり方で、障害者も不登校の人も、引きこもりの人も、刑務所を出てきた人も、働きたいと思っているすべての人が働くことができる仕組みのことです。
 富士市内にも大勢の、働きたいと思っていても働く場所のない人たちがいます。
 そういった方々とそういう方々の仕事がある企業とをマッチングして就労を支援していきます。
 このことを条例にして行政の役割や議員の役割などを決め、条文にしたためました。
 2月15日に全会一致で可決され、4月1日から施行されます。
 窓口は福祉総務課におかれるので、働きたいのに働けないあらゆる人たちは、相談に行き、就労支援を受けることができます。
 市は、平成29年度予算に4,100万円の予算を付け、就労支援に当たります。
 企業の皆さんには会社の事業の中から作業を切り出して、働きたい人たちの仕事を作れないか、知恵を絞っていただけたら嬉しいです。
 私もあらゆる機会にお願いして歩きたいと思います。

こうしたうれしい変化もあり、付帯意見付きの可決案件があったり、50年の市政の中で初めて当局案が否決されるなど、議会の動きがとても活発になっています。
また明日、報告したいと思います。

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殺風景なので今日の富士山です。
春近しと言いながら雪が積もった富士山です。
桜はもう少しお預けですが、子供たちの入学式の日に満開であることを祈ります。


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by hiroshi-iwana | 2017-03-27 21:44 | 議会報告

富士市議会議員 笠井浩の日記


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