H30.6.20ユニバーサル就労推進議員連盟で富士市内の農家を視察しました。


 ユニバーサル就労推進議員連盟は、働きたくても働く仕組みのない、障害のある方、ひきこもりから抜け出そうとしている方、犯罪経験者、障害のある方、等々、働きたい人に働く場所を提供しようと、32人の議員中、22人が参加して活動しています。
 働きにくい方と農業は、とても良い関係を築きやすいと、「農福連係」(農業と福祉が手を組む)の観点から富士市でもよい関係が築けないかと、すでに先進的に取り組みを進めている富士市内の農家さんを視察しました。

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富士岡の安藤農園さんです。
「障害のある方などは、作業内容をしっかり伝えれば粘り強く作業をしてくれる。健常者1人より頼りになるケースも多い」
雇用者の考え次第で仕事は分割して雇用することができる。
とおっしゃっていました。

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安藤さんは認定農業経営士の資格を持ったプロの農家です。


 大渕の芹沢さんは「しきみ」を作っています。
 「しきみ」というのは」お墓の花立に行ける緑の葉っぱのことです。
 大渕では、しきみの根が付いたままの物を作って出荷します。
 寝つきのしきみは富士市が全国シェアほぼ100%だそうです。(知らなかった)

 種まきから2度移植して3年でやっと出荷できるそうです。

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この葉っぱの赤くなった芽を摘むと大きな葉っぱがたくさん出てきます。
この芽摘みの作業を障害者に任せています。



 森嶋の今村建材さんは、社長さんが長く保護司を務め、先日まで富士市保護司会の会長を務めてくれていました。
 その職務上、ユニバーサル就労条例の推進にも関わってきたのと同時に、シイタケ栽培事業を始めるのと同時に軽い自閉症の人たちの雇用を始めました。



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苦労話と前向きに困った人を助けていく心意気を話す今村社長


 
 
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シイタケを栽培している大きなハウスの中です。
すごい数です。


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シイタケの床の作成から 菌の植え付け、収穫まですべて自社で行います。
こうした過程で障害者や外国人労働者、働きにくい人たちの仕事はたくさんあるとおっしゃっていました。



富士市内にも多くの可能性があることがわかりました。
もっともっと事例を発信して様々な業種に仕事の仕分け、切り出しをお願いしたいと思います。



by hiroshi-iwana | 2018-06-21 22:16 | 視察報告

富士市議会議員 笠井浩の日記


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