今日は、富士市議会議長として、市の防災訓練に参加しました。
今回の訓練は大規模地震を想定したもので、発災1日目に消防庁舎3階へ災害対策本部を設置する流れから始まりました。実務演習では、市に入ってきた被災情報を収集し、各担当部に振り分け、その後どのように対応していくかを確認できるシステムを使って進められました。発災直後から部長クラスが中心となり、3日目以降には避難所運営や救助活動に活用されるものです。情報の進捗管理ができる点は心強い一方で、複数の部署に関わる情報が十分に共有されていないという課題も指摘されました。
続いて開かれた災害対策本部会議では、妊産婦のための福祉避難所の受け入れ態勢、中央病院における正確なトリアージの必要性、給水活動の様子、提携都市への救援依頼や医師の派遣要請など、実際の災害さながらのやり取りが行われました。さらに、災害関連死を防ぐために「避難者支援プロジェクトチーム」を課長クラスで編成することも決まりました。こうした素早い判断と行動こそ、市民の命を守り、復興につなげていくと確信しました。
私たち市議会議員は、こうした市全体の取組みを支えるとともに、日ごろから地域で市民の皆さんの声を聞き、地区の班と密に連携していく責任があります。
また、地域の防災訓練に参加して改めて感じたのは、「自分と家族の命を守ること」が何より大切だということです。まずは家具の転倒防止や自宅の耐震性の確保など、日常の備えが欠かせません。そして、避難所に頼らず自宅で安全に過ごせるよう、近隣の皆さんと一緒に確認し合っておくことも重要です。
今回の訓練を通じて、市民の皆さんと共に“日頃の備え”をしっかり進めていくことが、安心して暮らせる富士市づくりにつながると強く感じました。




殺風景なので早朝の風景





















