富士市の財政状況について

   予算審議の話を続けてきましたが、富士市の財政状況をどのように確認し、良し悪しの判断をしていくのかということですが、国から指定された財政状況の資料集があります。富士市のウェブサイトに毎年載ってきますが、報告項目や数字が細かいためか、2年遅れの報告書を見ることができます。

   yahooやGOOGLEで「富士市の財政状況」と検索するか、書きURLにアクセスしてください。

   これらの見方に付いて少しずつお知らせしていきます。

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/shisei/c1603/fmervo000000eado.html

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総括表です。
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総括表の見方です。


  1.財政状況資料

   (1)総括表

    ① 人口、収支状況、財政指標等の地方公共団体の概要データから富士市に属する各会計名、関係団体名等までをまとめて表示することにより、富士市の全体像をつかむことができます。

     人口、人口の内訳、市長や議員の給料、職員の給料、歳入総額、歳出総額、収支、借金の残高、積立金残高のほか、財政を判断する指標も載っています。

    ②指標の説明

     ・実質収支比率 

標準財政規模に対する実質収支額の割合を示す。正数の場合は黒字、負数の場

合は赤字である。

    ・標準財政規模

      地方公共団体の標準的な状態で通常収入されると予想される経常的一般財源の規模を示す(国が決めた額)。

     ・実質収支額

      年間の収支から翌年度に繰り越す額を差し引いた額。

 実質収支は、地方公共団体の財政運営の良否を判断する重要なポイントであり、一般的に黒字・ 赤字とは実質収支を基に判断する。

     ・経常収支比率

       地方公共団体の財政構造の弾力性を判断するための指標で、人件費、扶助費、公債費のように毎 年度必ず必要な経費(経常的経費)に充当された一般会計の額が、地方税、普通交付税等、毎年経常的に収入される一般財源に占める割合。

       収入に対して必ず必要な経費が多いほど小回りの利かない財政運営になる。

     ・財政力指数

       地方公共団体の財政力を示す指数。数値が高いほど、普通交付税算定上の留保財源が大きいこと になり、財源に余裕があるといえる。

       1を超えると国からの普通交付税がもらえなくなるので、低いほうが得と考える人もいる。

      ちなみに富士市の平成27年度の財政力指数は0.99で、単独で財政のやりくりができず、ちょっとだけ交付税をいただいたという微妙な財政力である。

     ・公債費負担比率

       地方公共団体の借金返済による財政負担の度合いを判断する指標の一つで、総予算のうち、借金返済に充当された額の割合。この比率が高いほど財政運営の硬直化が進んでいる(借金返済で首が回らない)ことを表す。

     ・実質赤字比率

       一般会計等の実質赤字額が、標準財政規模に占める割合。

       黒字の場合は算出されない。

     ・連結実質赤字比率

       企業会計の収支まで計算した赤字額の総収入に対する割合。

       黒字の場合は算出されない。

     ・将来負担比率

      富士市の 一般会計等が将来負担すべき借金の標準財政規模に対する比率。

地方公共団体の一般会計等の借入金(地方債)や将来支払っていく可能性のある負担 等の現時点での残高を指標化し、将来財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標とも言える。


ぜひ、総括表を見てみてください。

財政の一部が見えると思います。


# by hiroshi-iwana | 2018-02-24 16:24 | 議会報告 | Comments(0)
 先日知人から予算審議の様子について聞かれました。
 予算がどのように審議されるのか、あまり難しくならないように書いてみたいと思います。

 まず、来年度予算は、昨年の10月くらいから各部、各課で算出が始まります。
 その前に、予算編成方針というのが財政部から出され、ここ数年は、毎年、昨年比で3%ずつ削減せよという指示が出ています。
 このことが、昨年の市長選挙で「市長はケチ」とか「毎年マイナスでは市民の元気が出るはずがない」というマイナスの評判につながったようです。
 予算や決算を審議しているとそういう指示を出さざるを得ないのもわかります。
 そんな中でもどうしたら元気が出るか考えていくのが市政、行政なので、大変な仕事だと思います。

 私たちの会派民主連合は、昨年11月の初めに、平成30年度予算への要望を市長に手渡しました。

 2月8日に議会運営委員会があり、この日に、来年度予算の予算書や、今年度の補正予算が載った分厚い議案書が配られました。

 
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 民主連合では、14日(火)朝から夕方までミーティングを行い、まずは、補正予算の中身について1ページずつ確認し、疑問点を出し合いました。
 これらの議案は4つの委員会に分けて審議されるので、各委員が会派を代表して質問します。
 委員会は、19日(月)、20日(火)に開催されます。委員会は傍聴できます。議事録は、数か月かかりますが、富士市議会のHPで見ることができます。

 15日(木)には本会議が開かれ改めて補正予算の説明があり、午後には市長の施政方針演説がありました。
 施政方針は28ページにわたり、1時間ほどかかりましたが、市長の来年度の市政に対する方針が公表されます。
 
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 具体的にはしのHPをご覧いただければと思います。
 大学や専門学校の誘致をするとか、新しい体育館の計画を具体化するとか、待機児童を0にするとかいうことが細かく載っています。
 16日(金)にはやはり会派のミーティングを開き、施政方針演説の中身を1行ずつ吟味し、会派としての疑問点を出し合いました。これは、3月5.6の代表質問で市長に直接質問します。
 
 
ここで、すでに新聞に公表されましたが、来年度予算の枠組みを載せておきます。

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間違ってダブルクリックしてしまうと、同じ画像が2つ載ってしまいます。
消し方を覚えるまで申し訳ありませんが、お許しください。

来年度予算 一般会計の総額は831億円で、今年度より29億円多くなっています。
これは、新環境クリーンセンターの建設がいよいよ本格化するので、その費用が220億円のうち、来年度は40億円ほどかかるからです。

これは歳入のグラフですが、富士市が独自で集められる予算が532.6憶円、国や県、借り入れなどで用意するお金が298.4憶円であることがわかります。

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 これは歳出ですが、義務的経費(なにがあってもかかるお金)が379.5憶円(45.7%)であり、投資的経費(新しい政策や挑戦に使えるお金)は135.5憶円(16.3%)であることがわかります。
 投資的経費がどれだけあるかも、重要なことで、柔軟な市政運営ができるかどうかの判断材料になります。
 富士市でも年々減ってきていますが、他の自治体に比べればまだ大分柔軟な市政運営ができると思います。

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このグラフはどの分野にいくら使われているかわかります。
福祉など民生費が1番で303憶円、36.5%、次が衛生費ですが、例年だと5番目くらいですが、新環境クリーンセンターの建設費が2位に押し上げています。
次が土木費、総務費、教育費と続きます。
教育費が順位が低いようですが、今年度より3億円ほど増えています。

時間が無くなったので続きはまた書くことにします。 

 

# by hiroshi-iwana | 2018-02-18 18:47 | 議会報告 | Comments(0)

富士市議会議員 笠井浩の日記


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