H30.4.14 聞こえの仕組みと耳の病気という勉強会に出席しました。
聞こえの仕組みと耳の病気という勉強会に出席しました。
講師は国際医療福祉大学 熱海病院 耳鼻咽喉科部長 原田竜彦先生です。
先生は、耳の病気は治りにくいことをはじめにおことわりし、耳の仕組みや聞こえにくくなる原因についてお話がありました。
耳は音が鳴ると音の振動が鼓膜を通じて耳の奥にあるリンパ液に伝わり、脳が音として理解するそうです。
音を脳に伝える部分に有毛細胞という毛の生えた細胞があり、加齢とともに毛が減ると聞こえにくくなるそうです。
耳鳴りや聞こえにくさなどの原因は、感染症(おたふくかぜや帯状疱疹など)によるもの、騒音(富士市は工場が多い)、加齢(血液の循環)、メニエール病、遺伝、たばこ、糖尿、高脂血症、高血圧、ストレスなど、多様で原因を取り除きにくいものが多いようです。
聞こえが良くなるかどうかは別として全く聞こえないのではなく、残った聞こえが有るならばそれを活かす方法を探ったほうが良いとのことです。
なぜなら聞こえにくいから人と会わないことを繰り返すと引きこもってしまったり鬱になってしまったりするので、しっかりした検査(純音聴力検査)をしてどの範囲の音が聞こえにくいのか知り、補聴器で調整するとよいとのことです。
また、好きな音楽など、意味のある音を聞いているときは耳鳴りを感じないことが多いので、そういった時間を多くとることも大切だそうです。
年とともに耳の聞こえが弱ってきます。
自分の聞こえを知ることは大切だと思いました。
聞こえでお悩みの方が多いのでしょう。
大勢の方が参加されていました。