H30.7.7「富士で働く」というシンポジウムに参加しました。


   初めに竹村利道氏のお話がありました。

   竹村氏は高知市で障害者就労支援事業を立ち上げ、現在はにっぽん財団「はたらくNIPPON!計画」国内事業開発チームリーダーとして活躍しています。

   竹村氏は、自動車は手動車だったが長い年月を経て最近自動車に発展した。カローラも生まれてから長い年月を経て今でも進化しながら活躍している。

   障害者の就労は月給6,000円前後から全く進化していない。軽作業だけでなく、まだまだ健常者に近い仕事ができる。障害者の就労はもっともっと進化すべき。

   障害者が胸を張って「私はここに勤めている」と言える環境を創らなければならないと言っていました。

   富士市が力を入れているユニバーサル就労推進事業のこともご存じで、今にっぽん財団が提唱しているダイバシティー就労支援構想は、障害者手帳を持っていない、いわゆるグレーゾーンの人も、障害者就労支援施設を利用できるようにしようとしているとのことであり、もし、ひきこもりから抜け出そうとしている人や、犯罪から刑を終え、社会復帰しようとしている人達が利用できるようになれば、ユニバーサル就労支援事業も大きく弾みがつくと思います。

   その後のシンポジウムでも、様々な立場から様々なお話があり、とても参考になりました。

   特に、行政の仕組みの矛盾で、

   刑務所を出所する→職がないのでハローワークに行く→住所が決まってないので受け付けてくれない→生活保護を考えるが受けられるのは30日後→食べていけないので万引きする→刑務所に逆戻り。→窓口で暴れる出所者がいても当然。

   これはすぐに治さないと犯罪は減らないと思います。

   私立では障害者が通える大学がある。特別支援は18歳までで、その先の学びが用意されていない。

   学びたいと希望する障害者は少なくないので、障害者の生涯学習も考えなければならない。

   最後まで出られませんでしたが有意義な時間を過ごせました。


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by hiroshi-iwana | 2018-07-08 11:06 | 活動報告

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