R2.1.20 議会による議会報告会を終えました
毎年決算審査が終わった後(11月)に行われる議会による議会報告会が、今年度は方法を変えたために年を越して今日行われた。
昨年度までは32名の議員が6班に分かれて4年間かけて全まちづくりセンターを回るという方法だったが、今年は4つの委員会がそれぞれテーマを決めて4か所で行うことになった。
議会報告とともに、多くの市民の意見を吸い上げようという狙いで、広範に意見を求めるより、一つの目的に絞った方が意見が出やすいと考えた。
私は環境経済委員会なので、所轄する事業の中から観光政策への提案、意見をいただこうということで今日、行われた。
初めに15分ほどで平成30年度の決算審議の様子をお伝えした後、観光政策への様々な提案をいただいた。
・富士市は富士宮市に比べて盛り上がりに欠けている。例えば、世界遺産センターや夢テラスのような市のシンボルになるような施設を作るなど、市民全員が盛り上がるような企画が欲しい。
・富士市の観光は、城や神社など昔からある資産を活かした観光ではなく、富士川楽座や田子の浦のシラス、岳南電車など、新しく作った観光の情報発信する形なので、難しいPRをよくやっている。
・1日9,200~9,300人が新富士駅を利用する。ほとんどがビジネスマンだが、この人たちが楽しんでくれるような働きかけが必要。
・車がないと移動が不便なので、観光資源を繋ぐような公共交通が必要。
・富士市には富士山という観光資源がある。岩本山から見渡す環境をもっと整備すべき。
・かつてウルトラQにヘドラーが登場した。イメージが悪くなるという人もいるが、自虐的な売り出し方を考えてみるのもよいのではないか。
・宣伝をもっとうまくすべき。
・根方街道には神社仏閣が多く、水がきれいで古墳群がある。根方筋は観光の宝庫である。
・富士川流域の地形は、フォッサマグナや柱状節理があり、珍しいものがあるのでそこを深堀して観光資源にすべき。
・富士川の治水の歴史は観光資源となる。
・民生委員制度を作った笠井新一さんは富士市の人なので、福祉関連で売り出せないか。
・富士市らしいお土産が少ないので、名物やグッズに力を入れるべき。
・富士市の観光、イベント、バスや電車の時刻表、観光ルートなどが一つでわかるウェブサイトやアプリを開発すべき。イベントなどを自由にリンクさせる仕組みも必要。
・北松野城の場所がわからない。
・信玄餅の詰め放題のように、観光になるような企業を誘致すべき。
・他市とも連携して観光ルートを創るべき。
・空きビルリノベーションで街を活性化させる。
・日本の製紙業発生の場所が鷹岡に有る。それを買い取って売り出すくらいの勢いが欲しい。
・行政は民間企業などが観光政策を実施しやすい環境を整えるべき。
等々、本当にたくさんの意見を聞くことができた。
私の班だけでも、富士川流域の地質や地形の活用、観光アプリの製作、北松野城の存在等、今まで気づかなかったことがたくさんあった。
今日は4班に分かれて行ったので、24日の反省会が楽しみだ。
皆さん活発に発言してくれました。