R2.3.31高齢者福祉に強くなるための研修に参加しました。
予算議会が終わったが、毎年民生費が数億円規模で増えていく。
超高齢化社会に突入し、医療費、介護費用、生活保護費などが増え続けている。
こうした中で特に高齢者福祉は重要な分野であり、将来を見据えた施策を打っておかなければ自分も含め、市民生活に大きな影響を与えるので、今後のライフワークとしていきたいと思っている。
今日の講師は前述の通り福祉関係の資格を全て持ち、自らも福祉施設の運営をされている方なのでとても楽しみにしていた。
初めに、介護保険制度はとても複雑で本を読んでも頭に入らない。特養専門の方はデイサービスのことがわからないという具合に一つ一つの制度が複雑なので、すべてがわかるのは、経験を積んだケアマネージャーくらいだろうというお話があった。
たとえば施設をとっても特別養護老人ホームは厚生労働省でサービス付き高齢者向け住宅は国土交通省の管轄で、それぞれに制度が複雑で、同じようなサービスを提供している。
待機老人の問題は、200人待ちとか300人待ちとかいうが、介護の手が必要な度合いによって順番が入れ替わるので確かな順番ではない。以前は有料老人ホームは入所料が高額なので特養を選ぶ人が多かったが、最近ユニット型(個室)の特養が増え、有料老人ホームでも低額で預かる施設も増えたので、特養の空き室が増える現象も起きている。
サービス付き高齢者向け住宅でも見守りまで引き受けるところが出てきて選ぶ方も増えているが、施設が増えすぎて空き室が目立っている。
こうした複雑な施設を網羅して活用することで待機高齢者を少しでも減らすよう、AI等も活用して福祉の向上に当たるべき。
地域包括ケアシステムは理想的で良いが、全体をマネジメントする人材が少なく、医師の確保も大変であり、全国どこの地域でも確立するのには無理がある。
所感
高齢者福祉は管轄する省庁が違ってもお互いに協力し合わなければ地域包括ケアシステムは成り立たない。
福祉の専門家社会福祉士を一人でも多く育て、ケアマネージャーを育てていくことが今後更に重要になっていくと感じた。
更に、ケアマネージャー同士の密接な連携システムを構築しなければ更に進行する超高齢化社会には対応できないと感じた。
今年は介護職員初任者研修を受けようと思った。
コロナを早く退散させなくては!!!!!
でもこれ以上早起きすると昼間眠くなってしまう。